【報告】PBLフェスタ2014 ステージ発表の部グランプリ受賞!
本校の文化祭(記念祭)は、生徒たちの主体的な活動によって企画・運営されています。
高校生のリーダーたちが中高6学年を束ねる記念祭は、長く生徒にとって年間最大のプロジェクトであり続けてきました。この伝統に磨きをかけ、より有機的に、より深い体験へと昇華するため、2012年度記念祭よりプロジェクトマネジメントの手法を導入しました。
実行委員のメンバーは、プロジェクトマネジメント・インキュベーション協会(PMAI)の協力を得て、企画の仕方から議事録の書き方、生産的な会議の持ち方、工程表の作り方、リスクマネジメントなどを学んでゆきました。その結果、記念祭プロジェクトは、まさに理論と実践を結びつける学びとなりました。マネジメントを学んだ生徒たちは、新しい企画や過去に断念していた取り組みを次々と実現させ、大きな成果を上げることに成功しました。
活動の過程において、生徒たちは自らの個性を活かしたリーダーシップに気づきます。その経験はやがて各自のなかで膨らんでゆき、その人を支える賜物となります。現在ではプロジェクトマネジメントの指導を上級生が請け負う伝統ができました。
このような学びの手法を「PBL(Project Based Learning)」と呼びます。本校では2012年度記念祭プロジェクトを契機としてPBLを採り入れてきましたが、この中心メンバーが「PBLフェスタ2014」(日本PBL研究所主催 3/29千葉大学にて開催)に参加し、見事グランプリを受賞しました。他校の先生方からは「子どもたちが次に目指す姿」という評価をいただきました。
本校では他にもPBLを展開しています。今年度は、複数のプロジェクトを学会発表することも視野に入れて推進してゆきます。