【授業now】高Ⅱ現代社会の授業
テーマ:「高校Ⅱ年の「現代の社会」の授業」
今年度より、高校Ⅱ年の社会科で「現代の社会」という科目を設置しました。この授業では教師からの一方通行ではない、生徒間での学びあいをベースとしたアクティブラーニング(積極的な学習方法)を展開していきます。
「現代の社会」では授業目標として、「言語技術」「考える力」「コミュニケーション能力」「プレゼンテーション能力」の獲得を設定しています。3学期が始まり、いよいよ1年間の完成期を迎えます。1月には、「おとぎ話をつくろう」というテーマで、全5回の授業を行いました。最初に教員側から「おとぎ話とは何か」という問いを出し、生徒達はおとぎ話について定義しました。また、「今まで読んできたおとぎ話の中で最も良いおとぎ話は何か、また、それはなぜか」という問いをだし、おとぎ話における重要な要素を意識しました。その後、3回の授業時間で各班が7分程度のおとぎ話を作成し、他の生徒が評価をするという手法を取り入れました。どの班も教訓がしっかりと設定されており、それを伝えるための演出などに工夫をこらしていました。
また、東京労働局の方にご来校いただき、「現代社会」の授業で扱った労働基準法などの労働法への理解を深めました。2月には社会保険労務士の方と協働し、「働くとは何か」ということを全3回の授業を行います。また、その後、「現代社会」の授業で扱った南北問題について突っ込んで取り上げるため、NPO法人の「ワールドビジョン」「フェアトレードラベルジャパン」の方にご来校いただき、講演・討論を行っていく予定です。