【授業now】高校Ⅱ年の「現代の社会」の授業
今年度より、高校Ⅱ年の社会科で「現代の社会」という科目を設置しました。この授業では教師からの一方通行ではない、生徒間での学びあいをベースとしたアクティブラーニング(積極的な学習方法)を展開していきます。
10月は、9月に取り組んだ「交通上の問題点を発見し、解決策を検討せよ」というテーマから発展させ、「スピード違反」「飲酒運転」「ケータイ電話の見ながら運転」「渋滞」がどうすればなくなるかについて検討、発表してもらいました。9月の授業で「現状分析」⇒「問題点」⇒「テーマ」⇒「解決策」⇒「解決策によって得られるメリット、デメリット」という思考のフレームを用い、各グループともに色々な解決策を練っていました。さらに各グループのプレゼンに対して、他のグループの生徒がするどい「突っ込み」を入れていました。
また、文化祭前であることもあり、「イメージをカタチ化する」「チーム作り」を意識するために、「ドキドキする魅力的な遊園地をつくろう」というテーマをもとにレゴを用いて遊園地を制作しました。
中間テスト明けの授業では、看護師資格を所持し、救急病院で勤務した経験がある保健室の養護教諭と協働し、「トリアージ」と「赤ちゃんポスト」の是非についてディスカッションを行いました。
答えのない問いに対して、生徒達は複数のアプローチがあることについて理解してきているようです。また、「考える」ためにはベースとなる知識が必要であることに気づき、自ら学ぶ生徒を育てていきたいと思います。
11月、12月は「社会との隣接点について考える」という本授業の目的に基づき、税務署、公正取引委員会、SMBCコンシューマーファイナンスの方にご来校いただき、講演をしていただきます。また、第二東京弁護士会にご協力をいただき、模擬調停の授業を行っていきます。