第２回レゴキング選手権が開催されました。

2012年度第１回に引き続き、8月24日(土)に第2回レゴキング選手権を開催しました。小学校5、6年生より17名、本校生徒13名の計30選手が朝から熱戦を繰り広げました。

近年、レゴを使った教育活動が注目を集めており、マインドストーム（レゴの教育ロボット）を使ったロボット大会が開かれたり全国15カ所（2013年8月現在）でレゴ社直営のレゴスクールが開校しています。本校はレゴ社と提携を結ばせていただき、レゴ&ハンディクラフト部の設立をはじめレゴを教育活動の中へ積極的に取り入れております。

レゴキング選手権もその活動のひとつ。この選手権では制限時間内に与えられたテーマの中で作品を創造･製作しお互いに投票します。上位者にはレゴクリエイターをプレゼント。いかに時間を意識するか。いかに部品を選び出し完成させるか。選手の眼差しは自ずと真剣になっていきます。

　第１課題は生物室のカメをレゴで表現することでした。30分という短い時間なので、生徒は時間以内に作品を作らなければなりません。具体的な対象を形にするテーマです。大切なことはいかに水槽の中のカメを観察するか。具体的なものごとを表現する場合はその対象を繰り返し見直すことで、テーマに沿った作品を作ることができます。
　第２課題は「夏をイメージすること・もの」でした。40分の時間制限で生徒たちは海、波、船、プール、祭り、すいかなど様々なアイディアを出し、表現していました。このテーマは抽象的なイメージを形にする作業です。イメージを膨らませ、それに合った素材を選び出す力と集中力が求められます。

　出来上がった作品をテーブルの上に並べると、それぞれ個性的な違いを放つ作品から新しいイメージが湧いてきます。互いの違いに刺激されながらスクラップ＆ビルドを通して、子どもたちは「考える力」が養われてゆくのです。聖学院は与えられた課題をこなすだけでなく自ら創造的な答えを見つけるための「考える力」を養う教育をこれからも続けていきます。第３回もお楽しみに！