「東京私立男子中学校フェア2013」パネルディスカッションに、本校生徒が参加
「東京私立男子中学校フェア2013」・パネルディスカッションに、本校の齊藤翼君(高校Ⅱ年)が参加しました。
2013年6月9日(日)、芝中高で「東京私立男子中学校フェア2013」が行われ、本校の齊藤翼君(高校Ⅱ年)が、パネルディスカッションに参加しました。
当日、暁星、高輪、佼成学園、日本学園、明大中野八王子の代表生徒と共に、「男子校の魅力に迫る」というテーマで、熱く語ってくれました。
以下に、その時の様子をお届けします。
司 会 受験生を持つお母様には、男子高の雰囲気というのがわからない方も多いと思うのですが、率直に男子校というのが、どんな感じなのかを聞かせてください。
齊藤君 私の場合、帰国生なので日本の小学校の雰囲気はちょっとわからないのですが、少なくとも、聖学院には、「いろいろな人がいていい」といった気楽な雰囲気がありますね。実際にいろいろな国籍の人、それぞれの習慣や考え方の違いがあって、そういうことを友達と話すのが愉しいです。あと、うちは男子校なのに、校舎がとてもきれいだと思います。
司 会 名物先生というのは、いらっしゃいますか?
齊藤君 うちの先生方は、みんな、いわゆる「キャラが濃い」んです。例えば、古文の先生は授業に着物を着て来て服装や雰囲気から古文の世界に入っていたり、政治経済という、どうしても堅苦しくなってしまう授業を、高校生でも分かりやすくジョークなどを交えて解説してくれる先生がいたり、あと、数学担当の女性の先生がいるのですが、男性教員が口では勝てないため、学校では「鉄の女」と言われていて、ちなみにあちらに座っているのですが……でも、数学の授業中にわからないところがあると、どこから分かってどこからが分からないのかをしっかり聞いてくれて解説をしてくれるとてもいい先生です。
司 会 これまでの学校生活で、印象に残っているエピソードや行事はありますか?
齊藤君 中1から高2まで必ず年に一回、研修旅行があるのですが、これは京都や奈良へ行く修学旅行とは違って、普段経験できないことを体験するための研修旅行です。中学の頃は、農家に泊まって田植えをやったり、北アルプスに登山に行ったりしました。なかでも登山は、グループで協力し合って登っていくので、頂上に辿りついた時の達成感は、なんともいえないものがありました。
司 会 それでは最後に、男子校を何か熟語で言うと、ズバリ、どんな言葉が思いつきますか?
齊藤君 「快活、十人十色、野生」です。「快活」と「野生」に関しては、体育祭や記念祭の時、普段授業中に発言をあまりしない生徒であっても、活発に元気にひとつの物事を達成するため、クラス一丸となることができるところから考えました。「十人十色」については、聖学院はキリスト教主義の学校なのでキリスト教信者もいますし、そうでない人もいます。さらにキリスト教学校ということで、外国人やハーフの人もいます。そして、聖学院では、長い間、帰国生の受け入れをしているため、たくさんの海外での経験をした人もいるので、とても個性がありお互いを刺激し合える場所になっています。