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【中学GIL】東京理科大とのコラボプログラム・宇宙に触れる

昨年度の中学2・3年生対象グローバルイノベーションラボ(GIL)では、9月7日(土)から2月15日(土)にかけての全6回を、東京理科大学の大学生を中心に宇宙教育事業に取り組んでいる会社「宇宙の学び舎seed」が受け持ってくださいました。
その活動のレポートが届きましたので、ご紹介いたします。

【衛星画像解析】
実施日:9月7日(土)
・衛星画像解析
・地球規模問題について考察

【遠隔探査体験】未知の物体を探査しよう!
実施日:9月28日(土)、10月19日(土)
生徒たちがローバー(下図、探査をするロボットのこと)を使って、未知の物体の正体に迫るというミッションに挑みました。

今回のミッションでは、探査する物体「モノリス」を直接見ることはできず、ローバーのカメラを通してのみ見ることができるというルールで、映像や動きだけを手がかりに、生徒たちは形、大きさ、素材などを予測していきます。 

まずはローバーの使い方を学ぶことから始めました。実際に操作してみると、思ったよりも難しい!という声も多く、カメラの角度や移動距離などを調整するのに苦労している生徒もいました。ただ、数回操作だけでほとんどの人がコツをつかみ、また班で協力し、全ての班が「モノリス」についてほとんど解明できていました。

【プログラミングを使ったローバー操作】宇宙×画像誘導~赤色を見つけて走らせよう~
実施日:1月18日(土)、1月25日(土)、2月15日(土)
ローバーに搭載されたカメラの画像をもとに、その画像から特定の色を検知したら、その色に向かってローバーを動かす、というミッションを課しました。

まず初めに「画像とは何か?」を説明し、画像がRGB(赤・緑・青)という3色の数値で成り立っていることを学びました。そしてこれが色の判別にどう使われるのかを理解しました。その後は、プログラミングを作る全段階として、フローチャートを使ってプログラムの流れを整理しました。ここまででもかなり難易度の高い内容となっていますが、積極的に班で話し合ったり相談したりして、理解を深めていました。

そして実際に自分たちが作ったプログラムを動かすときも、うまくいかなければ「ここを改善しよう!」と何度もトライ&エラーを繰り返す姿が印象的でした。時間内でプログラムを完成させることができませんでしたが、どの班も最後の最後まで改良し、熱心に取り組んでいました。

【生徒の感想】
・あまり上手くローバーを動かせなかったが、プログラムを組むのが面白かった。
・自分たちで操縦やプログラミングをし、形や色を自分とローバーの連携で発見するという点に感動しました。