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【高校】東京音楽大学が新学科新設に向けて高校生と意見交換会を実施

先般、本校のフェローシップルームにて、東京音楽大学は、新学科「音楽社会工学科(仮称)」の開設に向けて、高校生との意見交換会を実施しました。その一環として、聖学院の高校生・教員と大学関係者が集まり、音楽と社会のつながり、そして新たな学びの可能性について活発な議論を行いました。

【音楽を通じた社会課題の解決を目指す新学科】
令和10年度開設を予定している「音楽社会工学科(仮称)」は、音楽を基軸とした課題解決型の学びを提供し、創造性と協働力を兼ね備えた人材の育成を目指します。デジタル時代・グローバル社会に対応し、新たな知や価値を生み出す「音楽共創」の専門性を深め、スマートビジネスやスマートシティ等の構築の知見の修得が特徴です。
なお、この新学科設置の取組は、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構が、文科省の方針を受け進めている「大学・高専機能強化支援事業」の一環として展開されているそうです。

【高校生からの率直な意見】
意見交換会では、聖学院の高校生が大学側の説明を受け、新学科の構想について自由に意見を交わしました。高校生からは、
「音楽と経営、デザインを組み合わせた学びはとても新鮮で、将来のキャリアの可能性が広がると感じた。」
「音楽を学ぶだけでなく、社会に役立つ形で活用する方法を学べるのが魅力的。」
「デジタル技術を活かした音楽ビジネスやイベントデザインのカリキュラムに興味がある。」
といった前向きな意見が多く寄せられました。

【未来の音楽教育を考える機会に】
今回の意見交換会は、高校生たちが音楽大学に対する新しい視点を持つきっかけとなり、また大学側にとっても、実際の高校生の関心やニーズを知る貴重な機会となりました。
東京音楽大学さんは、今後も高校生や教育機関との対話を重ねながら、新学科の設計を進めていく予定です。聖学院の生徒たちにとっても、音楽の可能性を再認識し、将来の進路を考える有意義な時間となりました。
今後の展開に期待が高まります。(参加教員:日野田、川西、伊藤(航)、山本)