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【中3技術】電設資材を使ってブックマーカーづくり

電線ストリッパーをつかって外装を切り取る作業

2月25日(火)4時限目の技術室では、伊藤圭亮先生から紹介されたアナログ・サイエンス・アーティストの林 由佳さんに教わって、電設資材と工具を使ったブックマーカーづくりに取り組みました。

林さんは、科学技術そのものの美しさや科学技術に関する事象への思いをテーマに、手に取ることができる自然科学分野の資材や工具を用いて表現活動をされています。また、電気工事士の資格を取得されており、電気工事士の仕事や街中で見かける電力共有設備についても説明してくださいました。

電気工事士の資格をもつ林さんから説明を聞きます

作業の流れや道具を確認

今回制作するブックマーカーは、電気工事士実技試験の課題のひとつである「輪作り」の技術をつかいます。まずは、電線が包まれているビニールの外装を電線ストリッパーで切り出します。次にむき出しになった電線をペンチで90度曲げ、林さんのお手本を見ながら手首をうまく返して輪をつくり、ブックマーカーに繋げ輪を閉じて完成です。
電線ストリッパーを初めて触る生徒もおり、ビニールの外装だけを切る作業に奮闘したり、電線をペンチで小さく曲げる作業に苦戦したりしましたが、それでも各々素敵なブックマーカーをつくることができました。

伊藤先生と一緒にビニールを切り取ります

輪作り

林さんと一緒に挑戦

ペンチでつなげる作業

林さんは、今日の授業をとおして、目に見えない電気の存在をかたちある電設資材として手に触れ、私たちの生活に必要不可欠な電気や電力の供給を安全第一で担う方々の想いを受け取ってほしいと、語っていました。きっと生徒たちは、学校から家までの道なりの電柱や電線に目を向けたり、現場で働く人の姿を見たときには今日の授業を思い出したりすることでしょう。

完成した電線ブックマーカー