【中高】卒業生特別講演会を行いました
1月29日(水)4時限目に、2008年に聖学院高校を卒業された八田勇太朗さんをお迎えし、卒業生特別講演会を行いました。八田さんは、高校卒業後は大学に進学し、大学卒業後はアメリカに渡り大学院で英語教授法を学びます。帰国後は航空会社の国内外で勤務され、現在は一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーションにて国際教育アドバイザーとして活躍されています。
コロナ禍があって、2020年以来5年ぶりの開催となった特別講演会でしたが、講堂には中学生・高校生たちが集まり聴講しました。
当日は、ご自身の自己紹介から、「きっかけは出会いから」「好きなものは好きなもの」「時には逆算も」というテーマに分けて、わかりやすく、ご講演いただきました。お話しいただきました内容を簡単にご紹介いたします。
① 「きっかけは出会いから 人生はパズル」
小学校の同級生のお母様の勧めで、聖学院中学校に入学しました。中学1年のとき、当時の英語の先生との出会いによって、英語が好きになりました。聖学院在学中に行ったアメリカのホームステイをきっかけに海外に興味を持ち、大学でも教授の勧めでアメリカへ留学しました。人生の中で一番勉強したのは、中学・高校ではなく、アメリカに留学した大学院の時期だと話されていました。人生の節目で、人との出会いによって、ご自身の人生を形作っていました。
② 「好きなものは好きなもの」
好きなものは、人生の「軸」となるものです。乗り物が趣味で、自動車→鉄道→バス→飛行機と、趣味の内容が変わっていきました。留学でアメリカへ行っていたので、飛行機がより好きになったそうです。そこから、日本と世界の懸け橋になりたいという思いが強くなり、航空会社で働くことになりました。好きだからこそ、目標に向かって頑張れたり、自分の人生をより良くするために何ができるか、考えられるようになったそうです。さらに、世界と日本をつなぐことが好きになったので、新たなステージで今の職業に就いています。次の時代を担うみなさんには、五感で全身を使って世界を体験してほしいとメッセージしてくださいました。
③ 「時には逆算も」
夢を考えるためには、どんな仕事をしたいか、そのためには何を勉強しないといけないのか、時間をさかのぼって考えます。今、自分に何ができるのか、できることも楽しんでほしいし、勉強も頑張ってほしいです。
全体最後のまとめとして、自分の好きなことは、自分の成長へとつながります、みなさんの「好き」は何でしょうか。と在校生に問いかけて講演を締めくくっていただきました。(高2学年主任・同窓会:宮 聡)