【海外研修】豊富なアクティビティを通したアメリカ・シアトル異文化体験
アメリカ・シアトルの海外研修は、今年は12月20日(金)夜に旅立ち、27日(金)に無事に帰国しました。引率で生徒たちと一緒に過ごした髙橋孝介教諭からレポートが届きましたので、以下ご紹介いたします。
冬休みの短期海外研修として、終業式の日の夜に羽田空港からアメリカ・シアトルへ出発しました。9時間のフライトを経て到着したシアトルはクリスマスのイルミネーションで彩られ、生徒たちは異国の地への期待感を高めていました。
シアトル空港に着いてすぐにバスで移動し、生徒の到着を心待ちにしてくれていたホストファミリーとの対面です。言葉の壁を感じながらも、温かく迎え入れてくれたホストファミリーとの交流は、生徒たちにとってかけがえのない時間となりました。
2日目以降は、雨の中でのAmazon本社やゲイツ財団博物館の見学、ボーイング社の広大な飛行機工場の見学ツアー、ホストファミリーとのフリータイム、そしてクリスマスを控えた教会での日曜礼拝など、様々な体験を通してシアトルの文化に触れました。特に、4日目のパイクプレイスマーケットのスターバックス1号店での賑わいや、ワシントン大学での大学生によるキャンパスツアーは、特に生徒たちの印象に残ったようです。
5日目には地元の高校生との交流会を実施。生徒たちは、折り畳み傘を竹刀に見立てて剣道の形を披露したり、自作して印刷してきたプリントやスライドを使った日本文化のプレゼンテーションを行ったり、積極的に交流しました。クリスマスの時期にアメリカの子どもたちが楽しむジンジャーブレッドハウス作りは、日本で育った生徒たちにとっては初めての体験でした。地元の高校生と英語でワイワイ話しながら個性あふれるハウスを作り、これもまた楽しい時間となりました。
6日目は、ホストファミリーと一緒に過ごして本場のクリスマスを体験。あたたかい家庭の雰囲気の中で、クリスマスの素晴らしさを実感しました。
そして、あっという間に一週間が過ぎて迎えた最終日。ホストファミリーとの別れを惜しみながらシアトル空港へ移動。参加者18名の中には初めての海外渡航経験者もたくさんいましたが、今回の研修を通して貴重な経験を積み、今後の英語学習へのモチベーションを高めることができたようです。
今回は、昨年度に引き続いて2回目のシアトルでの研修でした。生徒たちにとって単なる語学学習の場にとどまらず、異文化理解を深め国際的な視野を広げる貴重な機会となりました。本校ではこのシアトルを含めてタイやオーストラリア、ネパールなどで年間5回の海外研修を実施しており、一人でも多くの生徒に今後もこのような貴重な経験をしてほしいと考えています。