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【高2理科】第12回理科課題研究発表会を行いました

9月28日(土)、44名の高校2年理系生徒たち(GICは除く)が、今年4月から約5カ月間かけて取り組んできた研究成果を発表しました。この企画は「理科課題研究」というもので、理系の生徒たちはそれぞれ、担当の教員と何度も面談を重ね、個人研究テーマの設定、方法と研究計画の検討、調査や実験の実施、まとめと発表を進めていくという取り組みです。

発表会は、7つのグループに分かれてポスターセッション形式で行われました。来年度理系をめざしている高1の生徒たちや、学外からも多数参加し、発表に対しての質問も盛んに行なわれ、共に深い学びの場となっていました。

当日発表された研究内容は、映画スパイダーマンから発想を得たという、飼育しているクモに与えるエサの量と糸の強度との関係を調べた実験。スマホや電車のつり革など、身近にある物の汚れ具合に関する意識感覚と、実際に付着している細菌類を調査しその差異を検証するという文理融合的な研究。多摩川の水質を上流の奥多摩から下流の川崎まで一日で調査し、水質と都市との関係を考察する研究。他には、筋トレと腕相撲との関係、二度寝の無い睡眠のとり方などなど、高校生ならではの柔らかな発想と若い力で取り組んだユニークな発表も多く見られました。

こうした課題研究の取り組みと仲間との学び合いから得た貴重な経験は、近い将来、理系の大学に進んだ際には、さらに大胆で柔軟な発想ができる研究者へ昇華することを期待させるものでした。(担当教諭:相澤 陸)