【高3キャリア教育】双日労働組合の商社パーソンたちから人生のストーリーをきく
聖学院の進路指導は、大学合格がゴールではありません。その先のキャリアをデザインできる者になるよう、ひとりひとりの賜物を見つけて磨いていくことを、中学から意識しています。
高校3年生たちは目前に迫った大学受験を迎え、勉強の悩みや将来の不安など、日々自分自身と戦っています。そんな彼らに、双日労働組合から現役の商社パーソンたち11人がやってきてくださいました。(皆さま画像掲載について快く了解してくださいました)
これは、株式会社NEXCENTの代表 小澤 悠 氏による、大企業社員の方々を学校に派遣する社会課題解決型研修プログラム『NEXT SENSEI』のひとつで、この度、双日労働組合のご協力のもと、9月25日(水)の6時限に行うことができました。小澤さん、双日の社員の皆様、悩める男子高校生たちのために、とても素敵で貴重なお話をしてくださり、本当にありがとうございました。
全部で8つの教室を用意し、各教室に1名または2名の双日のパネリストが立ち、生徒たちは各々分かれて、パネリストおひとりおひとりが持つ唯一無二の人生の軌跡を伺いました。生徒たちは、商社に勤める方々と出会って、商社で働く内容をきくことは、これまでほぼありません。6時限だけではお二人分の話しか伺うことができず、生徒たちは放課後まで残ってくださった皆様をつかまえに走りました。失敗談や人生の気づき、大事にしたい何か、吐き出したいモヤモヤ、これからのことなど、包み隠さず気さくに話し合ってくれる双日の皆様に、生徒たちは目をひらき、勇気をもらい、心から感動していました。
小澤さんも、双日の方々も、大きい仕事でありながらやっていることは本当に地道で、こういう方々が日本と世界の架け橋になってくださっているのだと、私たち学校の教職員も改めて感じることができました。起業家などキラキラしたところを目指す前に、社会人が社会でどう働いているか、その現実の姿を、生徒たちは知る機会になったと思います。
<生徒たちのコメント>
・人生における失敗を包み隠さず話してくれたので、勇気をもらった。
・一人一人のキャリアが全く違っていて話を多角的に聞けるのがすごく良かった。
・ラクかキツイ選択を迫られた時はきつい方を選ぶ!
・内田さんは自分の第一志望の大学出身で、アドバイスがもらえてすごくありがたかった。
・社会を経験している大人の人の言葉は説得力があると感じました。
・「嫌だったら逃げればいい」「好きなところまで戻ればいい」「自分で選択」という言葉が印象に残りました。嫌だったら逃げればいいは、受験生真っ只中な自分には驚くような言葉でしたが、最後の最後までやり切って諦めるのは悪いことじゃないと聞いて少し気が楽になりました。
・海外大学により行きたくなり、より海外で働きたくなりました!
ある一瞬から劇的に変わることができるのが、聖学院生の良いところ。高校3年生たちが最後まで粘り強くチャレンジできるよう、心から願っています。(高3学年団一同)