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【中1】哲学対話・夏の自由研究のためのワークショップ

中1の中に高校GICの生徒がファシリテーターになって哲学対話

終業式があった7月13日(土)に、中学1年生は、夏の自由研究を始めるにあたり、哲学対話の手法を用いて「問い」作りのワークショップを行いました。

テーマは、「受験勉強と自由研究の違いは何か?」。225名の中1たちが、約10名ごと24のグループに分かれ、友人との対話を通じて自分の中にある関心に気付くワークです。会場は普段のホームルーム教室だけでなく、美術室や小会議室、宗教センターなどでも開きました。

C組の教室

美術室

宗教センター

E組の教室

各グループにはファシリテーターとして、教員だけでなく高校Global Innovation Class(GIC)の1・2年生やOBの大学生が入り、テーマに沿いながら「自分の強み(=Only One)とは何か」を見つけるための対話を行いました。

この対話にはいくつかのルールがあります。このルールを設けることで、みんなが安心して発言できる場を作ることも意識しました。
・ 話していいのは1人だけ(話者専用のアイテムを持った人)
・ 人の言ったことを否定しない
・ 分からなかったら発言しなくてもいい

どんな言葉もすくい上げるファシリテーター

発言するためのアイテムを欲しがる中1

対話内容は見えるように記録

対話の時間を終えて、生徒たち全員ガイホールに集まり、今日の振り返りを行いました。感想をいくつか紹介します。

「受験は合格するために決められた勉強をし、自由研究はやりたいことを限りなくできる」
「対話を通じて物事にはいろいろな視点があることが分かった。いろいろな視点から見ると世界はもっとよくなると分かった」
「自分の興味や何を突きつめたいか、見つけられた」
「哲学対話は考えを深める上で良い方法だと思った」

友人や先輩たちの話を通じて新たな視点を得ることができ、自由研究に向けて良い刺激になった模様です。夏休み中、どのような自由研究が生まれるのか、2学期が楽しみです。(中1担任:小池航太)

ガイホールに全員集合

書く時間は静かに集中

振り返りでは必ず言葉を記録します