【高1】地域課題に密着するソーシャルデザインキャンプ
高校1年生たちは、5月21日(火)から23日(木)までの3日間、神奈川県湯河原町を拠点にしたソーシャルデザインキャンプ(SDC)を実施しました。このキャンプは、生徒たちが身近な社会課題に関心を持ち、主体的に解決に取り組む力を育むことを目的としています。
初日は、チームビルディングを目的としたプロジェクトアドベンチャーに挑戦しました。生徒たちは、与えられた課題をチームで協力してクリアすることで、コミュニケーション能力や問題解決能力を磨き、チームワークの重要性を学びました。
2日目は、熱海、真鶴、三島、網代の各地域に分かれて、スタディツアーに参加しました。生徒たちは、現地の企業や住民の方々から話を聞き、地域の現状や抱える課題を目の当たりにしました。また、実際に地域で活動している方々との交流を通して、課題解決に向けた具体的な取り組みについて学びました。ホテルに帰ってからは、外部のファシリテーター、リディラバ様に先導いただきながら課題の解決案を話し合い、発表スライドにまとめました。
最終日は、スタディツアーおよびワークショップの成果を発表するプレゼンテーション大会を行いました。各チームごと生徒たちは、地域で学んだ課題を解決するためのアイデアをまとめ、受け入れ企業様を前に発表しました。どのチームも、熱意と創意工夫に満ちた発表を行い、審査員から高い評価を頂戴いたしました。最優秀グループのメンバーには、ご褒美として、ご当地ならではのお菓子と、今回の研修地に近い小田原漁港で、400年以上に渡って水産仲卸業を営む鮑屋(あわびや)さんからサバのオイル漬けをご提供いただきました。
今回のソーシャルデザインキャンプは、生徒たちは地域の現状を目の当たりにし、現場で抱えている課題を自分事に捉え、課題解決に向けた主体的な行動力を養うことができました。また、チームワークの大切さを学び、互いを尊重し協力しながら目標を達成する喜びを味わいました。事前学習から現地入りまで、特にこの2泊3日の出来事は、生徒たちにとってかけがえのない経験となりました。この経験を活かし、今後も社会課題解決に向けて積極的に取り組んでいくことを期待しています。
最後になりましたが、今回のソーシャルデザインキャンプ開催にあたり、湯河原町をはじめ、関係各位の皆様に多大なご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。(高1担任:諸橋 陸)