【中1理科探究】防災実習・アルミ缶でごはんを炊く
本校は、防災をテーマに掲げたプロジェクト活動を学年問わず多く行っていますが、中1の理科探究の授業では、お茶を飲み終わった空き缶での飯盒体験を行いました。
はじめに、あらかじめ用意された水やトマト水煮に浸されたお米が紙コップで配られ、飲み口の付いた上部が切られた空き缶にお米を入れました。続いて火にかける工程へ進みますが、災害時はガスが使えない状況があります。そこで用意された燃料は、ろうそくやツナ缶の油です。実験室に設置されたドラフトの中で、お米を炊いていきます。
お米が炊かれている間、新聞紙で器を作ります。折り方をならい、出来上がった新聞紙の器にビニール袋をかけて、ごはんを入れるお皿が出来上がりました。炊きあがったごはんやトマトリゾットには、ツナや塩コショウを混ぜて、いざ実食!炊きあがりの状態は様々でしたが、ガスや電気がない状況をイメージしながら、こうやって出来るあたたかいごはんを口にすると、生徒たちはとても感 動していました。
地震や災害はいつ起こるかわかりません。しかしながら、生徒たちは小さいながらもこれまで大きな災害を体験したり目にしてきたりしています。日頃の授業で学んだ知識や経験を備え、ひとごとにせず、自ら立ち上がれる青年に育ってほしいと、いつも強く願っています。