【中学バドミントン部】北区冬季シングルス大会で大健闘
1月28日(日)に、中学生の北区冬季シングルス大会が、滝野川体育館で行われました。滝野川体育館は一度に10試合できる大きな体育館ですが、そのうち5コートで聖学院の生徒が試合をしているという状況になり、「聖学院」のコールが何度も轟く中、大健闘しました。そして、中1・中2部員が聖学院史上初と言っても過言ではないほどの結果を叩き出しました。
ベスト8まで進んだのが、中2の新井君、志賀君、松永君です。新井君は、練習してきた自信を感じさせるほど堂々としており、相手を圧倒するプレーを見せました。志賀君は、相手のいないところをよく観察して、そこにスマッシュを決めていました。気持ちいいショットがたくさんあったはずです。松永君は、頭脳派プレーを見せました。焦ることなくじわじわと相手を追い詰める見事な姿を見せてくれました。
中2男子の部で見事2位に輝いたのは部長の関根君、中1男子の部で3位に入賞したのは岸君です。関根君の準決勝は部員たちにとっても印象に残る試合となりました。15点3ゲーム先取で、初戦を落とすものの驚異的な巻き返しで勝利しました。2戦目、3戦目共に15-13で勝ち抜きました。相手の明桜中学の生徒も非常にうまい選手で、きわどいところをついてくる苦しい展開でした。しかし、厳しいところに打ち込まれても、関根君は、丁寧にフォアハンドはもちろん、バックハンドも正確に打ち返し、自分が有利になる展開を引き寄せていました。3戦目になると聖学院の仲間も部長の頑張っている姿に次第に応援も大きくなっていました。息をのむような戦いでしたが、最終的には逆転勝ちで決勝に進みました。
中1の岸君もミスをしない堅実なプレーで、同学年や先輩たちを驚かせました。特に皆が評価していたのは、メンタル面でした。対戦校の応援が大きい中でも全く動揺せずに平常心を持って試合に挑んでいました。
中2男子の部に出場した選手たちは、全員が堂々と試合を進め、多くの選手が1試合目は勝利をおさめることができました。中1もそれに引きを取らない程の勝利数で、とても嬉しい大会となりました。ベスト8までは届きませんでしたが、中2の鈴木君も粘り強い試合展開で、スマートに試合を進めました。野崎君は、持ち味の広い視野を生かしながら、四隅のシャトルを落とそうと努めました。大和田君は、長いリーチを生かしながら、相手のミスを誘う素晴らしいプレーを連発しました。惜しくも最後は、同校対決で志賀君と当たりましたが、闘志溢れるプレーで今後の成長を予感させました。
中2男子の部の決勝戦が始まる前に、部員たちは興奮さめやらぬ状態で口々に「バドミントン部で良かった」とつぶやいていました。良い試合を見ると仲間もそれに奮起し、さらに高みを目指そうとするものです。各々が力をつけて、試合で結果を出し、それが次の人たちの憧れとなっていくことを期待しています。(顧問:福地修二、伊藤大輔、福井純平)