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【中3理科】イオンを”見える化”、実験をデザインする

諸橋教諭と意見を交わしながら実験に取り組む様子

中3の生徒たちは、昨年度の理科の授業で「水素原子」「酸素原子」「塩素原子」など、いろいろな種類の原子を学びました。これらの原子が電気を帯びる(もつ)と、それをイオンと呼びます。イオンは、私たちの身のまわりにたくさん存在し、かつ言葉としてもよく耳にしますが、原子同様、実際にその目で実物を見ることはできません。かつてイオンの存在を発見した研究者たちも、種々の実験から間接的にその存在を発見しました。

教科書やインターネットを開けば、わかりやすい図や説明でその性質を理解することはできますが、生徒たちにはぜひ自らの手でイオンを、またイオンの性質を発見して欲しいと考えました。そこで、中3理科では、テーマを自由に決めてもらい、実験の材料も必要な器具も自分たちで選び、イオンを”見える化”する実験をデザインし、探究する授業を行いました。

実験器具や材料を選びます

これまでの経験や資料を参考にしながら取り組みます

トマトケチャップはどんな実験に使うのでしょうか

決められた授業のコマの中で、毎回取り扱うテーマを決めて実験を行い、その都度結果などをレポートし、考察を重ねて次の実験につなげていきます。何回か実験を繰り返し、最終的にはポスターやスライドの制作に取り組み、発表会を行う予定です。(理科:諸橋 陸)

スポーツドリンクを用いて電気分解

実験の反応を楽しんでいます

考えたとおりの実験結果になった、のかな?