【高校サッカー部】高校サッカー選手権東京都一次予選会報告
8月26日(土)に高校サッカー選手権東京都一次予選1回戦があり、都立竹早高校と試合を行いました。事前リサーチによると、本校がこの夏の練習試合で勝てなかったチームに竹早高校は勝っているとのこと。「難しい試合になるかもしれない」と覚悟しつつ、キックオフを迎えました。
開始早々に相手MFの低い弾道のシュートがゴールマウスを襲います。GKが必死でセーブを試みますが、その脇をすり抜けてボールはゴールネットを揺らします。立ち上がりの失点で「またか…」とチームの士気が下がりましたが、ここからみんなで声を出して踏ん張ります。
DFの最終ラインが中央を固め、奪ったボールを素早くサイドのMFや前線のFWに送り、相手ゴールに迫ります。0対1のまま前半を折り返すと、後半は聖学院のペースで試合が進み、何度か相手ペナルティエリアに侵入します。しかしなかなか決定的なシュートシーンを作れずに、試合はアディショナルタイムに突入しました。
「まだ時間はある!」
「最後までボールを追いかけろ!」
ピッチ上の選手だけでなく、ベンチメンバーも含めて全員が声を出して1点を取り返すために戦いました。しかし、相手ゴールにわずかに届かず、無情にも試合終了のホイッスルが鳴りました。またしても初戦突破の目標を果たすことはできませんでした。
この敗戦により、3年生は引退です。わずかに残った2人だけの最上級生でしたが、彼らの悔しさと勝利への強い思いは確実に後輩たちに受け継がれました。1年生と2年生による新チームは、11月の新人戦に向けてすでに始動しています。「次こそは勝つ」という思いを胸に、夏の暑さの残るグラウンドで今日もトレーニングに励みます。(顧問:髙橋孝介、日野田昌士)