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【中2夏期学校】北アルプス蝶ヶ岳登山 7月24日(月)~26日(水)

「うわぁ~~~!!!」「すげぇ~~~!!!」
蝶ヶ岳の分岐に到達し、振り返ったときの生徒たちの歓声です。白い雲がぽかり、ぽかりと浮かぶ真っ青な空のもと、北アルプスの名だたる名峰がずらりと目の前に並んでいるのですから、歓声は自然と口から洩れてきます。槍ヶ岳や穂高連峰、涸沢岳など、まさにイケメンぞろい。

初日、山手線が始発から全線運休というアクシデントに見舞われ、道路も渋滞し、一時はどうなることかと不安が走りました。しかし、生徒たちが上高地から徳澤園まで順調に歩き、なんとかその後のプログラムを無事に進めることができました。

蝶ヶ岳登山の当日は、登山ガイドを先頭に午前4時過ぎに徳澤園を出発し、真っ暗な中を横尾目指して歩いていきます。少しずつ夜が明けていき、振り返れば明神岳が赤く染まっていました。
横尾で朝食をとり、いよいよ蝶ヶ岳登山の始まりです。

急登をゆっくりゆっくりと歩を進め、休憩を挟みながら登っていきます。4時間から5時間の登りですから、とてもハードです。それでも一歩一歩進んでいけば、着実に高度はあがっていきます。そしてついに森林限界を超え、蝶ヶ岳の分岐に到着します。そこで聞こえてきたのが生徒たちの歓声でした。
これほどまでに天気に恵まれるのはとても稀なことです。登山ガイドの方々も、「なかなかこれほどの光景は見れませんね」と嬉しそうでした。蝶ヶ岳ヒュッテで早めの昼食をとり、北アルプスの絶景を堪能。幸運にも雷鳥を見ることができた生徒たちもいたそうです。

この後はまた、延々と下っていくのですが、これもまた足にきます。最初はしりとりをしたり、マジカルバナナをしたりして楽しそうだった生徒たちも、後半は無言に。やはり足が痛くなり始め、話すどころではなかったようです。
徳澤園に到着した後は、ジュースとソフトクリームを頂きました。めちゃくちゃ美味しかったのは言うまでもありません。

普段の生活ではなかなか体験できない夏期学校での経験。この成果や結果が現れるのは人によって時期も内容も異なりますが、それぞれの生徒たちの成長の糧になっていることを信じています。
すべてのことに感謝できる人に成長してほしいとも願う三日間でした。(中2D組担任・本橋真紀子)