【中3社会】クエストカップへの挑戦-ブレスト会議とジャムボード-
クエストカップは、2005年から始まった日本最大級の探究学習の祭典です。教育と探求社のプログラム「クエストエデュケーション」に取り組む中高生たちが、1年取り組んだ探究活動の成果を社会に発信します。クエスチョン、生きたい未来が、ギュッと詰め込まれた作品の数々は、大人たちの心を大きく揺さぶります。(詳細はコチラから)
本校では、中3社会の時間でこのプログラムに毎年挑戦しています。6月12日(月)4限のD組では、ブレスト(ブレインストーミング)会議を行っていました。
今回のプレストで大事なことは、第1に「アイデアを批判しない」。ブレストの目的は多様なアイデアを集めることなので、出てきたアイデアの批判をしない。別のアイデアに発展する可能性があるからです。
第2に「アイデアを組み合わせる」。アイデアがある程度出てきたら、別々のアイデアを組み合わせてみます。どう考えてもヘンテコだったアイデアが、意外な形で生まれ変わることがあります。
第3に「質より量を意識する」。アイデアを組み合わせるためには、大量のアイデアが必要になります。ブレストでは「質より量」を意識してどんどん発言していくことが大事です。
クエストエデュケーションで最も重要なことは、自分達にしか出せない世界でたった一つの答え生み出すこと、です。そのためには、各企業で出されているミッションを、丁寧に読み解く必要があります。ジャムボード上に、自分たちのチームに課せられたミッションを分解して、最初のプレスト会議を行いました。
ミッションの真意をつかみ、次に、自分たちのチーム名を決めます。これから行われる企業の方々を招いた中間発表や予選大会、全国大会で、自分たちの存在を知らしめる大事なチーム名です。ジャムボードを使って、自分の意見と仲間の意見を忖度なく出し合い、足したり引いたり組み合わせながら決めていきました。そして、そのやり取りを「記憶」ではなく、「記録」として残すため、生徒たちはノートに書き記しました。
日野田教諭が、生徒たちのジャムボードの様子を黒板に投影しました。自分たちのチーム名が発表されると、生徒たちからは「なるほど~!」「いいね!」という感想が飛び交いました。ブレストを行った成果が、生徒の言葉に表れています。「自分の意見」と「自分達の意見」、その二つを相乗させればきっと良いチームに成長し、これから立ちはだかるミッションに臨んでいけることでしょう。