【中3学年行事】糸魚川農村体験のための事前学習・日本の農業の現状を考える
聖学院では、中2~高2で毎年1回、全員参加の宿泊型体験学習を行っています。中3は、5月22日から3泊4日をかけて新潟県糸魚川市に滞在し、農業体験をしながら現地の農家の皆さんと交流し、日本が抱える食と地域課題を考えます。30年以上続く、聖学院の伝統的な体験学習行事です。
生徒たちは、昨年度から糸魚川市を知るための事前学習を行い、糸魚川市の魅力を伝えるためのポスターなどを作成していましたが、今週26日(水)の4限では、日本の農業の現状を考えるグループワークを行いました。日本の農業が抱える課題を調べ、訪問する農家さんが栽培している作物について基本的な情報を共有し、現地で直接質問をする内容を考えます。
今回お伺いする農家さんでは、丸ナス、イチゴ、アスパラ、山菜が栽培されています。今日の学習ではまず、その農作物ごとにグループを分け、調べる項目を決めました。例えば価格や旬の時期、栄養など、気になることをふせんに書き出していき、調査するテーマをまとめていきました。
次に、そのテーマを問いにしたポスター制作の準備をするため、ポスターのデザインをどうするか考えました。レポート形式にするか、それとも絵やイラストで伝えるか、クイズ形式やギミックを使ったりするか、案を出し合いました。ワークシートにかかれたキーワードやふせんとにらめっこしつつ、仲間たちとああでもないこうでもないと話しながら、ポスターの大まかな形を書いていきました。
本格的なポスター制作は、ゴールデンウイーク明けになるとのこと。どんどん糸魚川市に詳しくなっていく彼らの活動が、日本の農業の様々な社会課題に対してどのように自分事として啓いていくのか、とても楽しみです。