【海外研修】タイ研修旅行、子どもたちへ日本文化のおもてなし
伊藤航大教諭より、タイ研修旅行レポートの第3弾が届きましたので、紹介いたします。
12月19日から始まったタイ研修旅行も、帰国の日が近づいてきました。12月28日は、滞在中にお世話になったメーコック財団の子どもたちへ、感謝のおもてなしを行いました。
実は、子どもたちには、今日までの食事の用意や片付け、宿泊する部屋の掃除など、あらゆる面でお世話になりました。聖学院の生徒たちはそのお礼に、いくつかのプログラムを用意しました。
午前中はシルクスクリーンによるオリジナルTシャツの制作をしました。シルクスクリーンとは、メッシュ状の版に孔(あな)を作り、孔の部分にだけインクを落として印刷するとてもシンプルな印刷方法です。その方法を使って、聖学院とメーコックがそれぞれ描いたデザインをシャツにプリントしました。
また、書道体験も行いました。選択授業で書道を履修している生徒を中心に、“楽しむ書道”をプレゼントしながら、子どもたちと一緒に作りました。メーコックの子供たちの名前を日本語で書いたり、聖学院の生徒の名前をタイ文字で教えてもらったりする中で、文字を通した異文化交流を経験しました。
夕食には日本料理として、うどんをふるまいました。前日の晩から準備をして、手打ちのうどんを一からタイで作りました。もちろん、つゆも手作りです。時間をかけて出汁をとり、絶品のつゆを完成させました。天ぷらは半熟卵、かき揚げ、かしわ天を60人前作りました。人生で初めて料理をした聖学院生もいましたが、よりおいしい食事を食べてもらえるように、たくさん話し合いながら完成させました。うどんも天ぷらも、子どもたちは「とてもおいしい」と言いながら食べてくれました。
夜は、お祭りを体験してもらいたくて、縁日を開きました。スーパーボールすくい、くじ引き、射的を企画、運営しました。それぞれに景品を用意したこともあって、子どもたちは飛びつくように楽しんでいました。
日本でたくさん事前準備をして、緊張しながら始まったタイ研修旅行。現地での経験を一生物の思い出とするべく、最後まで全力で走り切ります。