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【海外研修】3年ぶりに実施!タイ研修旅行へ(12月19日~)

タイの現地校(PRC)の生徒たちと初めて対面し、歓迎をうけました

実に3年ぶりとなる聖学院のタイ研修旅行が実現し、12月19日から約30名の生徒と教員たちが、日本からタイへ旅立ちました。今年で31回目、魂を揺さぶるタイ山岳地帯での生活が始まり、現地に到着した伊藤航大教諭からレポートが届きましたので、紹介します。

タイ語の本を持ちながらぎこちなくも丁寧に挨拶をする生徒たち

12月20日は現地の高校 The Prince Royal‘s College(以下PRC)にお邪魔して、現地の生徒と一緒に授業を受けました。同時に、本校の伊藤豊教諭が「聖学院らしい授業」として、現地校の日本語のクラスでPRCの生徒を対象に授業を行いました。

伊藤教諭の授業は、2020年度に実施したM型思考力入試をアレンジして「比較する/グルーピングする/仮説を立てる」をテーマにしました。唐草、市松、矢羽根など日本の伝統的な模様とイスラムの模様を見比べて、特徴や共通点、相違点などを挙げた上で、グループ内でシェアし、それぞれの意見をまとめました。またそれらの意見を参考に、模様をカテゴライズしてグループを作りました。PRCの生徒は、普段と異なるスタイルの授業に苦戦しながらも「よく観察する」に挑んでいました。

オリエンテーションでは現地の生徒たちがクイズ形式でPRCの歴史を紹介、答える聖学院生たち

伊藤教諭による授業

最後は、これまでの活動をベースに、東南アジアの遺跡にある模様が日本に繋がりが深いのか、それともイスラムに繋がりを深いのかを班ごとにまとめ、プレゼンテーションを行いました。

日本の模様とイスラムの模様を比べてプレゼンする様子

授業を受けた生徒のタナカモンさんに授業の感想を聞いてみました。「正解がない授業」は彼女にとってはあまり経験がなく少し違和感があったようでしたが、新鮮な経験であったとも話しています。「もう一度同じ授業を受ける機会があったとしたら受けたいか?」と聞いたところ、弾けるような笑顔で「もちろん!」と答えていたのが印象的でした。

インタビューを受けてくれたタナカモンさん

今回の授業自体は直接日本語との関わりがあるわけではありませんでしたが、日本で行われている授業を経験することは、PRCの生徒にとっては異文化理解の機会になったようです。

タイ研修旅行は12月31日まで続きます。彼らの旅の足が守られて、実り多い豊かな時間となることを祈っています。またレポートが到着しましたら、紹介いたします。