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【中1理科探究】植物の単元のまとめ『野菜の分類』~この野菜って植物のどこなのさ?~

ルーペを使ってブロッコリーの特徴を探す

中1の理科探究の授業では、私たちが普段食べている野菜は植物のどの部分なのか、花なのか、実なのか、根なのかなど、観察や記録をとり、外見的特徴を根拠として考察していきます。5月20日(金)5限第1生物実験室で、宮隆允教諭と早川太脩教諭が行っていた中1D組の授業を取材しました。

断面にされた野菜をどのように観察するかポイントを話す宮教諭

今日の流れをはじめに全部説明し、作業時間に集中

【授業の流れ】
① 野菜を観察して、データを記録する
この日用意された野菜は、たまねぎ、紫たまねぎ、ごぼう、ブロッコリー、トマト、キャベツ、さつまいも、えんどう豆の8種類。これらのカラフルな野菜たちをルーペで観察し、iPadで写真を撮ります。

 

気になる野菜を選びにいきます

観察と撮影をしながらデータを集めます

友達と協力しながら断面図を撮影

② 特徴を発見し、根拠を見つけて考察する
iPad上に配付された各野菜カードに写真をつけて、発見した特徴などを明記し、植物のどの部分かを考察します。最大4枚の野菜カードを作成します。

野菜別に色分けされたカードが配付

野菜カードには個性がでます

1枚を詳細に作ってもよし、4枚を見比べながら作ってもよし

③ 自分以外の回答や事例を参照して、思考をアップテートする
1~4種の野菜カードをワークシートにまとめて、ロイロノート上に提出。周りのクラスメイトの回答を共有したり、宮教諭から他の野菜の事例を聞いたりしながら、自分の回答をアップデートします。

ワークシートがロイロノート上に集まり、みんなの考察を共有

野菜の栄養素についても推測

④ これまでの取り組みを総合して最終考察をする
今回の野菜分類の答えは、後日教室前の廊下に掲示。

お昼ごはんを食べた後の5限の授業は、正直眠くなりがちだと思うですが、生徒たちの目はらんらんとしており、野菜を手にとっては細かく観察し、野菜の撮影も時には友達と協力しながら写真を撮り、野菜カードは個性にあふれてました。また、家庭科で勉強した6つの基礎食品群を振り返り、目の前の野菜が3群・4群・5群のどこに当てはまるかを考える様子に、教科を越えた学びの幅を感じました。まさに”探究”の時間でした。

一緒に学びを深めた野菜たちと記念撮影!