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【課外プロジェクト】聖学院ロボット好きたちの挑戦~ワクワクの伝播~

ビックサイト会場で最終調整をする生徒たち

先般、3月12日(土)に東京ビッグサイトで行われた「2022国際ロボット展」の「VIVITA ROBOCON」に、生徒4名(+教員2名)が参加しました。大人や大学生、ファブ施設団体など普段から電子工作に取り組んでいる参加者が多い中、学校団体としては唯一の参加でした。生徒の中にはロボコン経験者もいましたが、ネジからナット、半田付けを一から行う難しい作業に苦労しつつも健闘し、充実した時間を過ごしました。

用意したロボットの組み立て

ロボットを操作する永井くん

前列左から永井くん、網倉くん、岡田くん、滝澤くん

このロボコンに参加した生徒たちは、このときの体験を活かし、自分たちでアレンジして小学生向けのワークショップを企画し、3月27日(土)、有明にあるパナソニックセンター東京(アケルエ)でイベントを開催しました。参加してくれた小学生たちにロボコンを楽しんでもらうために、一生懸命運営した生徒たちの活躍を紹介します。


【永井健太君(現中2)】
初めてのワークショップ開催ということで、課題や学ぶところがたくさんありました。
まず1つ目は計画不足です。今回のワークショップはvivita柏の葉の方と共同開催で行いましたが、事前にコースの組み方などを共有していなかったためドタバタだったので、次回は綿密に計画を練って実行したいです。
2つ目は、会場が混乱してしまったところです。会場で予約している人数と合わなくて、実際には予約していない人が混じって参加していました。次回以降は参加者にバッチをつけてもらうなどの対策が必要だなと感じました。
今後はこれらの点を考慮して主催側もお客さんも楽しめる企画をしたいと思います!

 

アケルエで参加者の小学生をサポートします

【岡田和真くん(現中3)】
ロボコンは初めて参加しましたが、跳ね返しを使ってうまくスタート地点に入れられたので楽しかったです。大学生のチームのロボットがロマンの塊のようなものすごいロボットだったので、来年はそれくらい面白く、高度なロボットを作って会場を楽しませたいと思いました。
ワークショップを開催して、すぐに規模拡大や利益追求、自分の好きなことに強引に結びつけることを考えてしまうのが僕の悪い癖なのですが、例えば「3Dプリンタを使ってキットの独自開発を行う?」とか「VR空間でも同じことができるゲームを作る?」とかやましい考えがいろいろと頭をよぎりました。ロボットは詳しくなかったけれど、自分の得意なことや、今後やりたいことにつなげていきたいと思っています。

ロボットと一緒に楽しい時間を共有

【滝澤瑞貴くん(現高1)】
定期試験が終わってから集中してロボットを作りましたが、半田付けやモーターを作ることがとても大変でした。特にアームを作るのにとても時間がかかりました。来年は大会の3か月前に準備を始めて、成功させたいです。
当日のアケルエワークショップに参加はできなかったのですが、イベントの前にみんなでスライドを作成したり、コースを考えたりしていきました。みんなと協力したおかげで良いイベントにすることができたと思います。

学校のファブラボ教室でロボット制作中

【網倉雄太郎くん(現高1)】
急遽滝澤くんのロボットを作るという形で参加させていただけたことに感謝です!大会前日、ロボットを作る作業がとにかく楽しくて、時間を忘れるほど。当日は操作方法などを滝澤くんと確認したり、他の人の作品を見たりしてとても勉強になりました。諸橋先生をはじめとした、永井くん、岡田くんの3人の操縦すごかったです!
アケルエのワークショップでは、僕は、スライドの操作や発表することに自信を持てずにいたのですが、実際始まってやってみるとなかなか面白くて、1回目よりも2回目の方が学びがありました。初めてのMCとして、わからないことだらけでしたが、まずイベントを成功させられたことは大きかったと思います。

アケルエでMCリハーサル中の網倉くん

【教員コメント】山本 周 教諭・諸橋 陸  教諭
ロボコン参加に加え、自分たちが体験したワクワクや学びを他者に還元し、伝えていくという普段よりももう1ステップ上の経験をする中で、生徒たちの振る舞いからも成長を感じることが出来ました。
今後も学内外、学年問わず、今回のような連続した学びの体験の場を用意できればと思っています。今後も生徒の皆さんからイベント企画やたくさんのアイデアお待ちしてます!

アケルエとのこれまでの取り組みはコチラから
VIVITAさんのレポートはコチラから

アケルエで一緒に取り組んだVIVITA柏の葉の方たちと記念撮影!