【中1情報プログラミング】2学期の取り組み-プログラミングでドローンを飛ばす-
この授業の1年間のテーマは、「情報にワクワクする」です。1学期は、keynoteを用いて「人にわかりやすく伝わる自己紹介」や「人に伝わるCMを作ろう!」をテーマにした動画制作に取り組み、ITの基礎的なスキル習得やものづくりの楽しさを体験しました。
2学期は、授業名のとおりプログラミングを主役にし、初回の授業で「プログラミングって何に役に立つのか?」生徒に問いをなげかけました。生徒たちには、ジャムボード上で自身の考えを出せるだけ出してもらい、その後、プログラミングを用いてできた商品によるインパクトとドローンによる革新を、スライドと合わせて説明をしました。
そして、プログラミング用ドローン「Tello EDU」を使い、いよいよ実際にドローンを飛ばしてみます。これまでドローンを触ったことがあるという生徒のほとんどは、コントローラーを使って操作するタイプのドローンだったので、プログラミングでの操作は簡単にはいきません。それでも、好奇心のかたまりの彼らにとって、プログラミングドローンは夢中になる対象です。
1組3~4名のチームで、各タスクに対してどのように処理をしてプログラミングを組み立てるかアイデアを出し合い、2学期最後の授業では、大会議室で机と椅子を使って飛行ルートを作り、実際にドローンを操作しました。VRのシミュレーションでは問題ないのに、実際に飛ばすとなぜうまく行かないのか、計測や空気抵抗などの見直しを重ね、プログラミングを何度も修正しながら挑戦していました。
技術革新によっては、実は、プログラミングすら必要なくなる未来がくるかもしれません。そんな中で今私たち教員が生徒たちに伝えたいのは、プログラミング的思考を養うことです。プログラミングは技術ではなく、思考や気づきだと、教えます。プログラミングの基本構造である順次・反復(・分岐)を学ぶことで、効率的で最適な手段を見つけることができると伝えたいのです。
生徒たちの中には、授業を経験し、ドローン検定に挑戦し合格したという者も現れました。今後、これまでの学びを通して、ドローンを活用したり、動画を撮って人に伝わる編集をしたり、様々なプログラミングを経験し、物事をたくさんの角度から見つめて考えていく生徒たちのチャレンジに期待します。