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【高1GIC・Immersion】サーキュラー・エコノミー講演会、中石先生をお迎えして

教室でオンライン講演会

10月4日(月)のImmersionの授業では、サーキュラー・エコノミー・ジャパン代表の中石和良(なかいし かずひこ)さんをZoomでお迎えし、講演会を行いました。「サーキュラー・エコノミー」は、廃棄物を限りなくゼロに近づけ、限りある地球資源の範囲内で豊かな生活を送る方法で、近年ヨーロッパを中心に注目されています。中石さんは、「サーキュラー・エコノミー」を日本に広める活動をしており、企業や学校で幅広く講演をされています。

中石さんの著作を読んで

Zoomの先の中石さんに挨拶

サーキュラーエコノミーの3原則を学びます

生徒たちは事前に中石さんが著作された『サーキュラーエコノミー: 企業がやるべきSDGs実践の書』を読み、講演会に臨みました。生徒たちは中石さんの講演に刺激を受けたようで、放課後に議論を続ける生徒もいました。以下に、生徒のコメントの一部をご紹介します。

講演後、書籍を確認しながら内容の整理を行う様子

【生徒コメント①】
なぜサーキュラー・エコノミーを行うのか?この問いに対して「SDGsを実現させるため。」以前の自分はそう答えていました。しかし今回の講義で一番印象に残ったのは、SDGsはただの手段でしかないということ。今まではSDGsを実現させるにはどうしたらいいか考えていました。しかし、実際はSDGsを達成することは、未来の自分が幸せに暮らせるようにすることに繋がると気づきました。

担任である小池教諭と意見交換をする生徒

【生徒コメント②】
今自分は学校の「プロジェクト」という授業で、起業をするために活動していますが、実際問題として、何を売ればいいのか分からなくなっていました。今回のサーキュラー・エコノミーのお話を聞き環境問題も絡めて考えると面白そうだなと思うことができました。もっと自分でもサーキュラー・エコノミー について調べてみたいと思います。

中島くんの席に集まって彼の意見を伺うクラスメイトたち

【生徒コメント③】
サーキュラー・エコノミー非常に良い考え方だとは思いますが、古来日本は、無常観や盛者必衰などの考え方を持っていました。事実、現実で永遠に続くものはないと思いますし、コロナウイルスという予想外のもので、当たり前に続くだろうと思っていた学校に行けなくなり、イベントも制限されました。世の中何が起こるかわからない中で、生と死を循環しているこの世界が持続可能な社会にし続けることは不可能だと感じました。

中石さんに質問する生徒

中石さん、ありがとうございました!