【高2現代の社会】歴代の学校ポスターをリメイクする
高校2年生「現代の社会」では、生徒のジェネリックスキル(プレゼンテーション力・批判的思考力・創造性・柔軟性など)を養う授業を展開しています。担当している社会科の伊藤航大教諭(中2E組担任)から、5月の取り組みについてのレポートが届きましたので紹介いたします。
5月は「デザイン思考」の練習の一環として、これまで本校が作ってきた学校のポスターをリメイクする授業を行いました。
過去のポスターを広報部から借りて教室に掲示し、まずは、徹底的な観察を通してそのポスターが伝えたいこと、それが伝わりにくい課題点、プラスすると良いであろう点を言語化します。
その仮説を実際にポスター上で描き加えることで、果たしてその仮説は正しかったのか、自分の伝えたいメッセージは本当に伝わるのか、などを吟味します。その際には授業担当教員とのカンファレンスを通じて検証します。カンファレンスの中で、直した方がいいところ、もっと突き詰めるべきところを発見し、再度作品を作り直します。
小さなリメイクの積み重ねの結果、生徒は以下のような作品を提出しました。自分が伝えたいことが伝わっているのか、なぜそのようなリメイクを行ったのか、一押しポイントの解説などを記したワークシートも一緒に提出します。アート要素と、そこに潜むメッセージを言語で伝えることをゴールとしました。
現代の社会では、さまざまな視点から生徒のスキルを伸ばす授業を今後も展開していきます。