【中高物理部】私立中高協会主催理科研究発表会 20年目の研究論文発表!
2月23日(火・祝)に、第60回東京都私立中学高等学校生徒理科研究発表会がオンラインで開催されました。物理部からは昨年に引き続き、研究論文を2本提出しました。
宇宙エレベーター班代表の鈴木悠真君(高2)がオンライン上で『宇宙エレベーターロボットの駆動タイヤの大きさと、モーターの種類による上昇スピードの変化について』について動画を用いてわかりやすく発表しました。
また、中学代表として岡部尚己君(中3)が、ミニ四駆班の代表として『ミニ四駆について~走行性能や速度と加速度の計測結果~』を、誌上発表しました。
鈴木君は毎年、宇宙エレベーターロボット競技会に出場しています。宇宙エレベーターロボットはLEGO®テクニックシリーズの部品を使用して製作し、その機体をプログラミングして操作していることを写真等も併用して説明しました。宇宙エレベーター競技会ではピンポン玉を積んで上昇させ、ゴールにどれだけ多くのピンポン玉を入れることが出来るか、さらにLEGO®ブロックのパーツ数を少なくし、軽量化が出来るかが勝敗の鍵になること、その際は上昇スピードも重要になることに着目しました。
今回の研究は、宇宙エレベーターロボットを構成するモーターや使用パーツ数による重さと上昇スピードの関係を計測実験しました。駆動タイヤとモーターの種類別上昇スピードの違いについて調べ、比較・考察しました。試行錯誤しながら実験を繰り返し、一定の結論を導き出した鈴木君と宇宙エレベーター班17人の努力の結晶です。
物理部では毎年実施している夏期合宿で、ペットボトルロケットの研究を連続19年行ってきました。コロナ禍の為に合宿は中止となりましたが、過去の先輩達が合宿で得た沢山のデータや作製と打ち上げノウハウは部の宝として、今後も大切にしていきたいと考えています。
現在部員数は54名となり、研究グループを7分野(※)に分けています。各グループが互いに切磋琢磨し、創意工夫を凝らした研究を行っています。現在はコロナ禍でオンライン部活を継続して います。今後も部員達の取り組みを応援して頂けたら幸いです。
※ 研究班は7グループあります(順不同)
1,宇宙エレベーター班
2,ミニ四駆研究班
3,四足歩行ロボットプログラミング班
4,ドロンーン研究プログラミング班
5,液体チッ素研究班
6,航空・フライトシミュレータ班
7,ピタゴラスイッチ研究班
共同研究『ペットボトルロケットに関する研究』は部員全員で取組みます。