5月23日 母の日礼拝を行いました
5月23日(水)に、講堂にて母の日礼拝を行いました。
母の日礼拝は中学一年生が「家族への感謝」を綴った作文を紹介してもらい、生徒とともに守る礼拝です。作文には、怪我をしたぼくをみて半狂乱になって救急車を呼んでくれたこと、熱を出したぼくを一晩中一睡もせずに看病してくれたことなど、たくさんの感謝が込められていました。普段口にはしないけれど、心のうちにある感謝が伝わってくる作文ばかりでした。
「母への思いを込めた手紙」
中学1年 宇田川 剛
僕は、平成11年5月6日に生まれました。お母さんのお腹が痛くて、入院したのが5月2日で「3泊4日もかかったの。よっぽどのんびりしてたのかな。」と、お母さんは言って笑っています。
僕のお母さんは銀行員です。毎日とてもいそがしくて、帰りは午後7時くらいです。
大学2年生のお姉ちゃんが、早く帰ってくる日は、夕ごはんを作ってくれます。でも、お姉ちゃんが友達と出かけたり、ライブに行ったりすると、お母さんは「ごめんね。」と言って、からあげやサラダを買って、タクシーで急いで帰ってきます。お姉ちゃんに教えてもらって僕もご飯を炊けるようになりました。お姉ちゃんは「ごはんが炊ければ何とかなる。」と言います。
お母さんは帰ってきても、ご飯を食べずに、スーツを着たまま、ボーとしている事があいます。僕は銀行で難しいお客様がいたのかなと思いながら、ご飯をたべます。
いつもいそがしいので、土曜日はパワーを失くして、お母さんは、ずうっとソファーで眠ったり本を読んでいます。使えない人になって僕に「アイスが食べたい。」とか「コーヒー買ってきて。」と言いたい放題です。うるせえなあと思うけど、僕のお父さんは、ほとんど中国やベトナムで仕事をしているので、男は家に僕しかいません。そのため土曜日はとても大変でした。聖学院は土曜も学校なので、今はお姉ちゃんが大変です。
聖学院の受験の日、お母さんは「絶対に大丈夫だよ。いっぱいがまんして、すっごく頑張ってきたんだから、絶対に大丈夫。」と言ってハイタッチをしてくれました。パソコンで合格を見た時、お母さんは泣いていました。
3月の卒業を祝う会の時、お母さんは「最後まで頑張ってえらかったね。剛はママの誇りです。」と言ってくれました。うれしかったです。どんな時でも僕を応援してくれてありがとう。僕はこんなに大きくなって13才になりました。これから大変なことがあっても、僕は強くなって、お母さんを守れるような男になりたいと思います。
プログラムは以下の通りです(詳細は画像をクリックしてください)。
母の日礼拝のようすです。