【高2】スポーツ鬼ごっこ 実力で掴んだ準優勝 10月3日(土)
過日10月3日(土)に、帝京大学八王子キャンパスのソラチィオスクエアアリーナにて、スポーツ鬼ごっこU22全日本選手権が開催されました。高校2年生の有志で結成したチームが、一昨年、昨年と引き続いて3回目の挑戦をしました。参加チームには、昨年の優勝チーム、準優勝チーム、そして伝統的にスポーツ鬼ごっこに力を入れている強豪チームが顔を揃え、過去の大会実績と対戦成績から見れば聖学院の苦戦は必至です。今回は、昨年のメンバーから1名が入れ替わり、チーム名も新しく「バルシャーク」に改名し臨みました。
結果は、2勝1敗で準優勝という素晴らしい結果でした。初戦はまだエンジンがかからず、自分たちの力を出せずに大差で完敗でした。2試合目は、1点ずつ奪う激しい攻防の末、11対11の同点。初戦を落としているだけに、負けに等しい引き分け…かと思いきや、試合後にビデオを観ると、途中のバルシャークの得点が記録されていなかった事実が判明して、1点差で勝利となりました。最終戦は、昨年全く歯が立たなかった筑波リガーレとの勝負。先制点を奪われリードを広げられる展開でしたが、焦らずに点を取り返して後半に逆転。そのまま突き放して雪辱を果たしました。
この結果は、決して偶然ではありません。今回、コロナウィルス対策による特別授業時間のために昼休みが使えず、練習相手も集められず、正規の7人対7人の練習試合はできませんでしたが、大会出場を決めてからは朝練で戦術を高め、練習動画やYouTubeでの動画を分析してチームの意識の共通化を図るなど、昨年度よりも準備をして臨んだ「必然」の結果です。自分たちの力で掴んだ「3年目の果実」が、この準優勝でした。今回、参加した生徒たちの心は充実感に満ちています。以下に掲載する一人ひとりの文章からも、「やりきった」という達成感が伝わってきます。
彼らは来年、高校3年生として受験を迎えます。「大会参加は最後」と心に決めている生徒もいますが、今後も可能性があればスポ鬼へのチャレンジを続けたいです。そして、彼らに続く後輩たちの育成にも力を注いでいきます。(保健体育科主任/髙橋教諭)
【生徒感想】
「スポーツ鬼ごっこで学んだリスペクト精神、どんな状況でも諦めない気持ち、そして誰に対しても感謝の気持ちを忘れない。この3つをこれからの人生、いかしていきます。本当に3年間ありがとうございました」
「メンバー、スタッフさんにもとても感謝しています。仲間がいなければこのスポーツ鬼ごっこという大会にも出られなかったので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。このスポーツ鬼ごっこを通してコミュニケーション力、相手へのリスペクトなどを学びました。少し熱い闘いにもなりましたがスポーツマンシップにのっとってスポーツ鬼ごっこを楽しくできたと思いました。後輩にもスポーツ鬼ごっこの楽しさを知ってもらい、是非大会などに参加して欲しいです。今回準優勝という結果を出せたので少しでもスポーツ鬼ごっこという競技をこれからも広めて、いつかは皆が知っているスポーツに自分たちが作り上げたいです」
「とにかく楽しめたので良かったと思っています。参加した10人で練習して、どうすれば良いのかなど意見を交換して大会まで時間が無い中で集中して練習に取り組めたことが、今回の結果に繋がったのだと思います。とても良い経験ができたので今後の部活や学習面でいかしたいと思います」
「今回でスポ鬼の参加は3回目だった。何より嬉しかったのは少ない練習時間だったけど今回の結果が出せたことだ。それはみんなが大会に向けて集中して練習をしてきたからだと思う。自分は普段チームスポーツをやっていないからこそスポ鬼をやっていい経験ができた。それは周りを見る目が広がったことだ。バドミントンは多くて味方を入れて3人しか見ないが、スポ鬼は敵も味方も増える。その中で判断して動かなくてはならない。僕は今回鍛えられたことを普段の生活や部活に生かして行きたい」
「今までよりも良い結果となった一方で、本番の大会を経験して学んだことも沢山あります。その1つは、どれだけ戦術を体系化したとしてもそれは机上の空論に留まるため、それを実行するための練習が更に必要だと言うことです。つまり、言い換えれば、「仮説」「検証」「練習」を更に行えば、まだまだチーム力向上の余地はあるということです。また参加できる機会があれば優勝を狙いたいです」
「準優勝して率直に嬉しかっです。全員が熱く、楽しくプレーし、「優勝」という目標に向かってみんなが一生懸命戦ったので悔いのない大会になりました。何事にも一生懸命出来る人になりたいです。最後にコロナの中この大会ができたこと、沢山の方に感謝したいです」