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イエス・キリストの十字架と復活に思う

イースターおめでとうございます。昨日4月21日は日本を含めて全世界でイースターがお祝いされました。イースター(復活祭)は十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日目に死からよみがえられたことを記念しお祝いする、キリスト教においてはクリスマス以上に重要なお祭りと言えます。
イエス・キリストの使徒パウロはコリント信徒への手紙一の15章で福音の核心部分について3つのことを述べています。

1. キリストが私たちの罪のために死んだこと
2. 三日目に復活したこと(蘇生、生き返ったことではない)
3. 弟子たちの前に現れたこと

「主イエスは、私たちの罪のために死に渡され、私たちが義と認められるために、よみがえられたからです。」(ローマ人への手紙4:24,25)。

聖書によると、キリストは私たちの罪のために死なれました。その死において、私たちの罪に対する完全で十分なさばきを受けてくださったがゆえに、神はキリストをよみがえらせてくださったのです。もし、キリストの復活がなかったならば、私たちの罪は赦されず、まだ罪の中にいることになります。そうであれば、罪が赦されているという保証は何もないことになります。
さらに、復活されたイエスは12人の弟子や、イエスに従った女たち、また、500人以上もの人々に同時に現れたのです。目撃証人がこのように多数存在した歴史的事実でしたので誰もそれを否定することができなかったのです。心から信頼し従ってきたイエスが十字架上で殺され、墓に葬られ、恐れと悲しみに打ちひしがれ立ち上がることもできなかった弟子たちに復活されたイエスが出会って下さったのです。悲しみのどん底にいた彼らは言葉に表せない驚きと喜びに満たされました。もし復活の事実がなかったら恐れと失望に落ち込んでいた弟子たちを再び奮い立たせ、心を喜びで満たすことは到底不可能だったことでしょう。改めて、主イエスの復活の意味を憶え、心から感謝します。