インマヌエル「神は我々と共におられる」
神の子イエス・キリストのご降誕をお祝いするクリスマスを待ち望む待降節第3週目を過ごしています。今やクリスマスは日本中でお祝いされるほどに定着し、楽しい行事の一つとなりました。しかし、一方ではクリスマスの本当の意味が忘れられ、「教会でもクリスマスを祝うのですか?」という耳を疑う質問まで出るという笑い話(?)もあります。
クリスマス・ツリー、柊(ヒイラギ)、リース(アドベント・クランツ)、樅(モミ)の木、サンタクロース、12月25日、その他、ほとんどのクリスマス関連の風俗は、聖書に根拠を持たないものばかりです。
聖書に書かれている本当のクリスマスのメッセージは、「インマヌエル」です。「インマヌエル」とは、ヘブライ語で「神は我々と共におられる」という意味です。
「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛して、私たちの罪を購ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。」(ヨハネの手紙、4:10)
更に、「神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるため」でした。我々が神と共にいるのではなく、「神は我々と共におられる」のです。神が共にいてくださる。これ以上に心強いことはないですね。