記念祭は人間力のΣ(総和)
11月3日、創立112周年記念祭を感謝の内に終えることができました。今年の記念祭のテーマは「結-今までにないものを-」でした。クラブやクラスの地道な研究と準備による成果の発表に加えて、エンターテインメントの要素もたくさん盛り込まれていましたので、生徒自身はもちろん、本校の記念祭を見学に来られた保護者、後援会、同窓会の方々や受験生・保護者の方々にも喜んでもらえたのではないでしょうか。
まさに、「よろこべば、よろこびが、よろこんで、よってくる」(柳家一九)現象です。
創立から今日まで16,915名の先達によって聖学院の魂Only One for Othersの襷が引き継がれて来ました。今回その襷を受け取った私たち生徒・教職員は、この誇りある襷を来年にしっかりと繋げ、聖学院の新たな歴史の1頁を書き加えるという希望を与えられました。
記念祭は点数化できない「人間力」のΣ(総和)と言えます。一人ひとりが果たすべき役割をやり切る先にゴールが見えてきます。これまでの準備に時間とエネルギーを注いできた仲間同士の間では、この記念祭の経験が卒業後に自分を励まし、友との絆を思い起こさせる心温まる思い出となって一人ひとりの心に生き続けることでしょう。それはこの経験を共有できた仲間への神様からの特別な贈り物なのです。
記念祭は実に「愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」が実を結んでいる現場と言えます。