教育理念を謳う校歌
昨日4月26日の東京新聞の「筆洗」に「歌は二番から先がいい」という書き出しの面白い随筆が掲載されていました。昭和の流行歌を愛したある演出家によると、一番の歌詞は、テーマに沿って状況や登場人物を描写しないといけない。心情に深く立ち入るのはその先だから「しびれる文句」は二番、三番にあるという。西条八十作詞の名曲「蘇州夜曲」や「青い山脈」なども二番、三番に強く惹かれるという。なるほどと納得させられた。ふと、由木康作詞の校歌の歌詞を思い浮かべると、確かに二番、三番に本校の教育理念が見事に表現されていることを再認識し、なぜか嬉しい気持ちになりました。実に多くの人が「仲間と担任との強い絆を感謝し、人のために働きたい」と卒業文集に書き残したこの3月の卒業生が、校歌に謳われている聖学院スピリットを身に受けて、幸せな大人になってくれたら嬉しいなと思いました。
本校校歌
二番 「学友むつみ 師弟なごむ はえある気風 おほしたてて 愛と奉仕の 園をつくる これぞ我らの日ごとの作業 聖学院」
三番 「ここにて学ぶ真・善・美を 一つの聖にすべくくりて 神と人とにささげつくす これぞわれらの 貴き使命 聖学院」