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人の幸せ=縦と横の太い絆

11月2日、4日の2日間、神の祝福のもとに、創立113周年記念祭をお祝いすることができました。昨年を大幅に上回った来場者がお出かけくださいました。その中には受験生やその保護者の方々も前年度を上回る人数の方々がご来場くださっていました。有難いことです。
保護者の方々はだれもが「わが子には幸せな人生を歩んで欲しい」と願っておられると思います。人間は関係の中に生きており、神と人の縦の関係と人と人の横の関係、この関係が正しく、バランスがとれるところに人間の幸せがあると私は考えています。

「幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。(詩編1:1〜3)

中学高校の6年間は、反抗期や思春期と呼ばれ、子供自身も、見守り支える親も難しい時期を迎えます。小学校高学年からは、点数をもらうだけでなく、順位づけられ偏差値で学力が測られるようになります。入試改革、英語4技能、不登校、など目に飛び込んでくる教育情報は、明るいものばかりではありません。
しかし、本校では、どんな未来になろうとも、自信をもって生きていける力をつけさせてやりたいと願い、思春期の子供にはどんな経験をさせ、何を身に着けさせたらよいのかを専門の分野で4~5のプロジェクトを立ち上げて検討を進めています。本校の教育理念Only One for Others を土台として、生徒に必要な学びとは何か、大人になって社会で生きていくのに中学高校ではどのような準備をしたらよいのか、吟味しつつ、既に描いている「生徒の成長ストーリー」に追加、修正を加えつつ進化させているところです。
先日、大学生になっている卒業生の保護者がおっしゃられていましたが、本校の6年間で、自分のやりたいことを思いっきり伸び伸びとやれたことがよかったと述べておられました。
聖書には「父である神のみこころ」とか「神の業」という言葉がよく出てきますが、神がお望みになることとはまさに「すべての人の幸せ」であるのです。