成長させてくださったのは神
11月30日に高校3年生の保護者会に出させていただきました。この日に高3は6年間の本校の最後の授業を終え、保護者も本校での最後の保護者会となりました。聞くところによると、授業が終わると多くの生徒が教室や職員室で、お世話になった学年の先生や教科の先生にお礼の花束やお菓子を渡して回ったとのこと。(学年主任は泣きそうになっていました)
この学年は教員のチームワークはもちろんのこと保護者間のまとまりが大変良く、生徒は安心して学習に取り組み、いろいろな経験を積み重ねて立派に成長してくれたと見ています。
この学年の特色としては主に次の3点を挙げることができます。
1. この学年の生徒は特にグローバル社会でしっかりと生き抜くための体験プログラムや異文化体験に積極的にチャレンジしてきました。例えば、タイ研修のワークショップ、アメリカ、オーストラリア、イギリスのホームスティ語学研修に参加した生徒が160人中121名、1年間の長期海外留学が10名、そして米国、台湾などの海外の大学進学希望者が9名おり現在出願手続きを進めているところです。
2.生徒の自立学習を促すために、中学1年から自学自習ノートというものを始め、6年間継続してきました。後に続く学年もこの取り組みを引き継ぎ、本校の特色の一つとして定着してきています。
3.生徒会の活動に力を入れる生徒が多く、生徒主導の高校体育祭や記念祭の立案から実行、そして事後の振り返りまで主体的に取り組み、後輩の指導もしっかりやれていた点です。そのことを通して、一人ひとりが男子として確実に成長してきた姿を見られることが嬉しくもあり誇りに思えることです。
これから年が明けて大学の一般受験に臨むとき、毎朝の礼拝で聞いてきた聖書のことばと、背後で応援している保護者や教師、友達を思い出して本番の入学試験に臨んでもらいたいと思います。
「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させて下さったのは神です。」(コリントの信徒への手紙1 3章6節)