「人は経験の束」
2月に、恒例のクロスカントリーが戸田市の彩湖周回路を利用して行われました。中学生は5.2キロ、高校生は今年から7キロコースに挑戦しました。スターターをさせていただきましたが、出発2分前ぐらいから上位をねらう生徒と、始めからのんびりと完走を目指す生徒と、はっきり分かれます。
中学1年生にとっては初めての経験、高校2年生は最後のクロスカントリー。それぞれの立場、条件で経験する同じ一つのプログラム。ゴールした時に心に残る思いは、力を出し切った喜びの感動か、はたまたなんとか終わった安堵感か。
「人は経験の束」。脳は自分の経験をすべて記憶している。満足できる思い出となって脳に刻まれた人は幸いなり。
「人間にとって最も良いのは、飲み食いし自分の労苦によって魂を満足させること。しかしそれも、わたしの見たところでは神の手からいただくもの。」(コヘレトの言葉 2章24節)