「受けるよりも与える」チャンスを見つけよう!
1月8日(月・祝日)夕方5時から本校の講堂で成人を迎えた卒業生対象に成人感謝礼拝を行いました。第109回生143名のうち96名が出席しました。その時、成人になったということは「受ける、してもらう」子供の立場から「与える」大人の立場に変わっていくことですねというお話をさせていただきました。聖書には「受けるより与える方が幸いである。」(使徒行伝20:35)という不思議な言葉があり、キリスト者に限らず沢山の方々に感銘を与えて来ました。しかし、仏教の教えにも「無財の七施」という教えがあります。お金がなくても、物がなくても、周りの人々に喜びを与え、少しでも喜んでいただける具体的な方法について教えています。
1. 眼施(ゲンセ)・・・慈しみのまなこ。優しい目つきで接する。
2.和顔施(ワゲンセ)・・・いつも穏かな顔つきで接する
3. 言辞施(ゴンジセ)・・・思いやりのこもったことばをつかう。「ありがとう」「ごめんなさい」
4. 身施(シンセ)・・・自分の体で奉仕すること。人のいやがる仕事でも喜んで、気持ちよく実行する。掃除、ごみ捨て、家での手伝い。
5. 心施(シンセ)・・・自分以外のもののために心を配り、共に喜び、共に悲しむ。
6. 荘座施(ショウザセ)・・・疲れていても、喜んで座席を譲る。
7. 房舎施(ボウジャセ)・・・雨や風をしのぐ所をあたえる。
キリスト教も仏教も人間が幸せになる道を教えてくれているのですね。