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【授業now】高2 現代の社会「学校ポスターをつくろう」

高2現代の社会ではこれまでに学んできたデザイン思考を活用して、既成のポスターをリメイクするという授業が行われており、今日は全3回のうち最終回でした。

生徒たちは段階的に準備を積み重ねて完成させていきます。

①聖学院のこれまでに使われてきた5種類のポスターを観察し、どんな特徴かを推理する。
②そしてそのポスターのどこに違和感があるかを言語化する。
③更にその違和感を解決するためには、どんな工夫をすればいいかを文章する。

ワークシートに記入していきます

ここまで出来たら

④実際にポスターのコピーにリメイク案を書き込む。
⑤できたものは伊藤教諭、日野田教諭に見せ、2分程度のカンファレンスを行う。
⑥それをもとに、さらに改良したものをつくる。

何度も改良を重ねます

丁寧に繰り返されるカンファレンス

クラスメイトの構想も参考になります

このような過程を経て最終的に1枚のポスターを完成稿として提出して初めて完了となります。

概ね形ができあがってきたところで、最後の提出用に差し掛かる生徒の様子を高2A組で伺うことができました。

丸の形と四角い形の使用方法はどんな差別化の効果を生むのだろうか。「動」と「静」を表現する場合のバランスはどうしたらよいだろうか。使用する写真の枚数決めには何を基準にしたら良いのだろうか。伝えたい目的を意識したデザイン案になっただろうか。

様々な視点からポスター案の試行錯誤が繰り返されていました。

試行錯誤を繰り返します

目的を果たすデザイン作りに取組む様子

完成稿を作成する様子

生徒自身の立場から聖学院の特徴を考え、様々なポスターの案が生まれていました。そんな中で皆一様に四苦八苦していたのはどんなキャッチコピーにしたら良いか、でした。想いを形にする難しさ、情報を的確に伝えるための「言葉」の使い方の難しさをポスターつくりを通して学んでいました。

現代の社会では活動を通して自分たちで考え、「なぜならば」を追究して形にするスキルを身に付けていってほしいと願い今後も授業を展開してまいります。

チャイムが鳴っても手が止まらない生徒たち