【授業now】高2現代の社会 キャリア甲子園への取り組み
高校2年の社会科の「現代の社会」では、教師からの一方通行ではない、生徒間での学びあいをベースとしたアクティブラーニングを展開しています。この授業では、定期考査などのペーパーテストでは測れないジェネリックスキル(汎用的能力)の獲得、学びのモチベーションの向上を目的としています。
10月と11月は、9月に引き続き認定 NPO法人カタリバ 主催の「全国高校生マイプロジェクトアワード2019」、(株)マイナビ 主催の「キャリア甲子園」に挑んでいます。
マイプロジェクトアワードでは、「与えられた課題にどうアプローチをするか」が求められるコンテストとは異なり、課題の設定まで自分たちで考えます。学校の中にある課題を自分たちで見つけ、どうすれば改善できるのかまでの計画を立てました。教員では見つけることのできなかった課題の種を見つける生徒の姿にとても驚きました。9月に社会人を相手にプレゼンしたことを起爆剤に、より洗練された姿へと変化させました。「なぜその課題に高校生が取り組むのか」「どうやって解決するのか」に重きを置いたマイプロジェクトアワードは、クラス内プレゼンまでもう一息です。
キャリア甲子園では、バイエル製薬株式会社 から出されたテーマである、「日本でのパラスポーツ観戦率を持続的に向上させる施策」を提案することになりました。これまでほとんど考えることのなかったパラスポーツの現状を目の当たりにし、高校生にしかない突破口を探しました。その過程では、現役パラ水泳選手である辻内彩野氏をお迎えし講演を聞いたり、自分たちで解決策を探ったりしました。生徒の中にはパラ水泳選手権大会に実際に足を運び、自分の目でパラ水泳の様子を見た生徒もいたようです。
プレゼンテーションの技術も徐々に向上してきました。聴く人を巻き込むプレゼンテーションが楽しみです。