中学2年生 ワールド・ビジョン・ジャパンの講演会
中学2年生の公民の授業で、ワールド・ビジョン・ジャパンの方にご来校いただき、講演をしていただきました。
講演は「世界の子どもたちのこと」「ワールドビジョンの働き」「一人一人にできること」という項目で話が。進められていきました。「5歳までに亡くなってしまう子どもは埼玉県の人口と同じくらいの690万人であった」「児童労働している子どもは2億人いる」「子ども兵士になっている子供たちは30万人くらい」という話には、生徒は驚きを隠せないようでした。
ワールドビジョンの理念である「「何もかも」はできなくとも、「何か」はできる」は、生徒にも強いメッセージとして残ったようです。また、授業の最後には2000年に世界首脳会議で189カ国のリーダー達が話し合った8つの目標(とてつもない貧困と飢えをなくそう、みんなが小学校に通えるようにしよう、子どもの死亡率を下げよう、世界の一員として先進国「も」責任を果たそう、など)であるミレニアム開発目標(MDGs)のうち、どれが一番大切か(もしもこれ以外に新しいテーマがあれば自分で作ってもよい)ということを各生徒が選び、その理由をプレゼンテーションしました。
「主体的に関わっていく」とは、自分の問題として捉え、その解決策について考えることを指します。21世紀のグローバル化した社会において、自分の意見をしっかりと持つことは極めて重要なことだと考えます。今回の講演会も生徒達の視野が少し大きくなるきっかけとなることができました。
3学期にはこの他に、農業問題、南北問題、環境問題について、それぞれプロフェッショナルの方に来ていただき、講演していただく予定です。