中学2年生 アムネスティインターナショナルの講演会
中学2年生の公民の授業で、アムネスティ・インターナショナル日本の方にご来校いただき、講演をしていただきました。現在、授業で「国際政治」の単元について学習しています。
アムネスティ・インターナショナル日本にインターンをされている大学生・大学院生の方が授業プログラムを考えてこられ、どの回もアプローチの仕方が異なっており、とても興味深い内容でした。中2D組を担当してくださった竹内さんは「あってもよい違い、どちらともいえない違い、あってはならない違い」というアプローチから、一律に取り扱うことができない人権問題の難しさについてお話をして下さりました。また、中2C組を担当してくださった岡本さんの講演は、「知りたいことや学びたいことを勉強する権利」や「家族に愛される権利」、「病気になったときにすぐに治療を受けられる権利」などの10個の権利の中から一番大切な権利を選択する、というアクティビティを通して、人によって大切な権利が異なるということについて考えさせられる内容でした。
年齢的にも近い大学生・大学院生が開発した授業プログラムは、国際的な問題は実は中学生にとって身近に存在していることを示唆してくれました。先進国で生活する生徒にとって、自分自身ができることは「世の中で起こっていることを知ること」、そして「一歩踏み出す勇気を持つこと」、そのようなことを感じ、考えてもらいたいと思っています。
3学期は公民の授業の総まとめとして、「国際政治」、「日本の農業について考える」、「国際経済」「環境・エネルギー問題」について取り扱います。それぞれの単元について、それぞれのプロフェッショナルの方に来ていただき、講演をしていただく予定です。