【授業now】中3国語(古文) 春はあけぼのにならってエッセイづくり
中3の国語(古典)は、「古今和歌集」「宇治拾遺物語」「徒然草」などの題材を通して古典に親しみ、古語や文法の基礎を固めます。主要な助動詞・助詞の理解を徹底させながら、作品の持つ世界観を身近に感じさせるために、教諭たちは様々な工夫をしており、その一つを紹介します。
中間考査が終わった10月24日(木)の2限、枕草子「春はあけぼの」を用いた授業では、なんと、自身が清少納言になったつもりでエッセイを書くことにチャレンジしました。授業の前半は、島立教諭も生徒たちと一緒に「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく・・・」と音読し、古文の助動詞や表現について学びました。
しかし後半は一転し、エッセイを書くための作業に移りました。まずは、春・夏・秋・冬に分けて、それぞれ関連するワードを考えます。各自四季から二つ選ぶと、連想したワードを組みながら60字程度の作文をしていきます。大事なのは、古文に見られる「あわれなり」や「をかし」などの言葉を取り入れること。まさに清少納言になりきってのチャレンジです。
自身の経験を活かしつつ、古文に関する知識を駆使して、時間内で清少納言になりきったエッセイを生んだ中3C組の生徒たちの作品は、どれもお見事でした。