【図書館】写真展「平和を創り出すために~日本軍写真班兵士が遺した広島・原爆投下の真実~」開催のお知らせ
1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下された際、軍の命令により罹災者の被害状況を記録することを命じられた兵士がいました。陸軍写真班の尾糠政美さん(当時24歳)です。
尾糠さんは、原爆の被害で苦しむ人々にカメラを向け、「申し訳ない」と涙を流しながらシャッターを押し続けました。尾糠さんご自身も、原爆によりお母さまを失っています。
戦争が終わり、その時撮影した写真の多くは、GHQの指示により焼却処分されました。しかし、尾糠さんは、「真実を後世に伝えよう」と、写真の一部を自分の手元に残しました。
原爆投下から74年が経つ、2019年の春。
尾糠さんの三男・清司さんが、それらの写真と資料を本校図書館に寄贈して下さいました。
現在、図書館では、この資料をもとに、「平和を創り出すために~日本軍写真班兵士が遺した広島・原爆投下の真実~」と題して、尾糠さんが遺した写真を展示しています。生徒には、この展示会を通して、「平和の創り出すために、自分たちにできること」を考えて欲しいと願っています。そのため、ただ展示するのではなく、自分の思いを書き込めるスペースを用意しました。
これを機会に、「平和を創り出す」ことについて、ご家庭でも話題にしていただければと願っています。
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