【卒業生】音楽家・茂木宏文さんのご活躍
音楽部の夏合宿で部員の指導にあたってくれた2007年卒業の茂木宏文さんは、現在、音楽家・作曲家として大活躍です。2017年に第27回芥川作曲賞を受賞され、現代音楽を牽引しています。
先般8月31日(土)にサントリーホールで開かれた第29回芥川也寸志サントリー作曲賞(芥川作曲賞から名称変更)の選考に際して、茂木さんの新作が世界初演で発表されました(『雲の記憶』チェロとオーケストラのための(2019))。
サントリーホール「サマーフェスティバル」の詳細は ⇒ コチラから
ミュージックレビューサイトにおける茂木さんの紹介 ⇒ コチラから
実は茂木さんは、在学中理系の学びを専攻し、大学も東京理科大へ進学しましたが、音楽の道に方向転換され、東京音楽大学で全うした異色の経歴の持ち主です。
以前、茂木さんに聖学院での思い出を伺ったとき、中2の夏期学校での経験を語ってくれました。茂木さんは、山登りが本当に嫌だったそうです。しかし、山登りは登らなければ終わらない。そして、音楽の創作も書かなければ終わらない。中2の体験を経て、辛くても登れば必ずそこに何かあるのだという確信が糧となり、音楽活動も乗り越えられているそうです。
茂木さんの益々のご活躍を心からお祈りいたします。