SEIG NEWS

【クラブ活動】化学部、夏期合宿報告 7月31日~8月2日

7月31日(水)~8月2日(金)にかけて、化学部は校内で合宿を行いました。普段なかなかまとまった実験ができないので、この合宿で思う存分取り組みました。
なお宿泊場所は、講堂脇にある和室です。昼食と夕食は普段お世話になっている食堂のチーフにお願いをして作っていただきました。

また、合宿中に開催された「子ども記者クラブ未来を面白がろう!」の中で行われた、凄い人の話を聴くプログラムにも参加しました。今回の凄い人は、「シンギュラリティ・ビジネス/エクスポネンシャル思考」著者である斎藤和紀さんです。『未来を育て支える人』をテーマに、AIと人間がこれからどうなっていくのかについて伺いました。

さて、合宿の本題ですが、生徒たちは思い思いの実験を次々と行っていきました。生徒たちが行っていた実験の一部を紹介します。

【強化ガラスを作る「オランダの涙」の実験】
普通のガラス棒を加熱した後、水の中に落として急激に冷やすことでできます。できたガラスは、たたいても簡単には割れませんが、一カ所ひびが入ると細かくバラバラに割れることが特徴で、車のフロントガラスなどに利用されています。

【炎色反応の実験】
金属が燃焼するときにそれぞれ独特な色の炎になります。花火の時にいろいろな色になるのはこの原理になります。

【金属樹の実験】
金属によって、酸化還元のされやすさが違うことを利用して、銅の溶けている水溶液から銅を金属として取り出す実験です。

【発光の実験】
化学変化をするときに、発光するものがあります。サイリウム(腕輪や棒状のもので、パキッと折ると光るもの)は、これらの化学変化を利用しています。

【ひんやりお菓子・ラムネの実験】
重曹とクエン酸と砂糖を混ぜ合わせて、型に入れて固めています。口に入れるとシュワッとしています。混ぜ合わせる量を変えて、よりおいしいラムネを作りました。

【葉脈しおりの実験】
葉っぱを水酸化ナトリウム水溶液で煮込むことで、葉肉がとけ、葉脈だけが残ります。

【線香花火とテルミット反応の実験】
毎年恒例の夜のグランドで自作花火とテルミット反応の実験です。テルミット反応とは、酸化鉄とアルミニウムの混合物にマグネシウムリボンを導火線にして火をつけると、炎を吹き上げながらダイナミックな反応が進みます。最後にどろどろに融けて還元された鉄が、水の中にぽとりと落ちます。

他にもたくさん実験を行いました。秋の記念祭で報告する予定です。