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【報告】タイ研修旅行 現地レポート②

12月23日(日)

タイ研修旅行期間ではじめての主日(日曜日)をメーコック財団で迎えることができました。
メーコック財団の主な活動は、山岳少数民族の子供たちの就学支援です。親と共に暮らすことのできない子供たちを保護し、教育を受ける機会と将来について考える時間を提供する活動を展開しています。2018年現在、3歳から19歳までおよそ24名の子供たちが共同生活を送っています。
聖学院中高はこの財団の前身「メーコックファーム・プロジェクト」の立ち上げに加わりました。共に歩んだ月日は30年になろうとしています。
そして今年もここの子供たちと共にクリスマスの礼拝をしました。子供たちやスタッフと聖学院は、単に支える・支えられるという関係にあるのではなく、神様によって強く結ばれて、互いに支え合っていることを覚えます。

12月24日(月)
タイ・ラオス・ミャンマーの3ヵ国が国境を接する地域はかつて「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれ、ケシの大生産地でした。アヘンの原料となるケシは、山岳民族の健康とコミュニティを破戒し、深刻な人権侵害を引き起こしました。
現在、ケシ栽培は厳しく禁じられ、この地も観光地として有名になりましたが、今後は中国の資本が入り、ビジネスの要所へと変貌してゆくようです。
メコン川を渡って、ラオスに少しだけ入りました。みやげ物屋のとなりにフライドチキンのチェーン店が開店していました。小さな漁村がどんどん変わってゆきます。

タイ最北部の街メーサイにも足を伸ばしました。さらに国境を歩いて渡り、ミャンマーに入りました。
私たちは1日で3か国の土を踏みました。私たちが軽々と越えた国境を、国籍をもたない人たちは合法的に越えることができません。後日、生徒諸君は、チェンライ市街地でのミニスタディツアーを通して、このことの意味を体験することになります。

この続きは、またご報告いたします。