【授業now】高Ⅱ 現代の社会 アクティブラーニング
高校Ⅱ年の社会科の「現代の社会」では、教師からの一方通行ではない、生徒間での学びあいをベースとしたアクティブラーニングを展開しています。この授業では、定期考査などのペーパーテストでは測れないジェネリックスキル(汎用的能力)の獲得、学びのモチベーションの向上を目的としています。
6月上旬に、5月から取り組んだ(株)教育と探求社と三菱UFJモルガン・スタンレー証券から提供いただいた「株の力」が終了しました。そこでの学びを深めるべく、6月には多くの外部講師の方にご来校いただきました。
まずは「マインドマップの学校」を主催運営している株式会社ヒューマン・リスペクトにお願いし、発想の整理、拡散、可視化などを目的としたマインドマップのワークショップを実施していただきました。美容関係の会社を経営されている南まゆ子様のファシリテートのもと、50分間という短い時間設定にも関わらず、綿密にご準備いただいたため、生徒達はマインドマップのエッセンスを学び、新たな気づきが得られました。本当にありがとうございました。
また、「3rd class」を運営されている井上創太様にプレゼンスキルを教えていただきました。「男気じゃんけん」や「1分間×4連続プレゼン」など、大いに盛り上がる中で、生徒達は「伝える」「伝わる」ことの難しさ、楽しさを感じられました。
さらに、ビジネスパーソンなどにコーチング研修されている植田裕子様にご来校いただき、「リーダーシップとは」というワークショップを実施していただきました。「誰の中にもリーダーシップは存在する」という理念のもと、生徒達は1学期のそれまでの取り組みを振り返りながら、「次にどうしたいか」「自分とは何か」ということを真剣に考えることができました。
1学期の最後には、「聖学院の学校CMを製作する」をテーマに、PBL型学習に取り組みました。「誰に」「何を」「どのように」伝えるか、ということをチームで話し合いました。全6回の授業ながらも、それぞれの個性のある作品を作り上げました。発表の際には、広告関係のお仕事をされている本田様、本校情報スタッフの国分さん、本校広報担当の諸川さんにも授業に参加していただき、様々な観点からご講評をいただきました。
1学期は全28回の授業で、色々なテーマに取り組みました。また、多くの外部の方にご協力をいただき、生徒達は「学ぶとは」「考えるとは」ということに真剣に向き合うことができました。2学期に生徒間にどのような化学変化が起こるのか、授業担当者一同、楽しみにしています。