今年の高ハイワイ部夏季合宿は8月24日(水)~27日(土)で実施しました。長崎県長崎市(カサノダ泊)3泊4日でした。6名の部員、引率教員1名の総勢七名の参加者でした。
首都圏を猛威で襲った台風9号の過ぎた翌々日の早朝、成田空港よりLCCを利用。福岡に到着後、高速バスにて長崎に夕方到着。
当地長崎は滞在中、連日の猛暑日でした。OB五藤大貴君(第106回生)が二日目から合流、過去の経験を後輩に語って頂く機会も得ました。
2日目から見学実施。路面電車にて移動し、松山町にある原爆投下地点の公園から、原爆資料館、平和公園、永井隆博士記念館、浦上大聖堂の順で原爆の記憶を追体験。3日目は、江戸時代の出島を再現した出島資料館、南山手にある洋館群のグラバー園の見学。4日目は長崎駅に近い西坂の二十六聖人記念資料館から酸度ドミンゴ教会跡資料館、長崎歴史文化博物館の見学。南蛮文化とキリスト教の伝来普及、キリスト教禁教とキリシタンの苦難の時代、オランダとの交流、開国と欧米文化の移入、キリスト教宣教の再開、原爆投下がなぜキリシタンの多い浦上地区になったのか。以上のテーマを行く先々で一同よく学ぶことができました。
広島にオバマ米大統領が訪れた今年であるだけに、なぜ長崎に原爆が投下されたのか、という重い課題を今後も深めていこうと痛感した次第です。なお、猛暑の下での学習の合間に西洋、中国、日本の文化の交差点になった長崎ならではの海の幸・山の幸をふんだんにつかった安くておいしい長崎チャンポン、皿うどんなど名物料理に全員が感嘆したことは言うまでもありません。